2019年12月27日金曜日

クリスマスの夜に☆

 西暦2019年=平成31年、この時代に生きている私達それぞれの人生が、一瞬ピタリと同じになった歴史的改元 令和5月1日から7か月・・・。あっという間に過ぎてゆきました。
良いこともそうでなかったことも、一度ご破算にしましょう。
新年を迎えるにあたって、そう思わせてくれたのは・・・。

 12月19日から22日まで、激戦の大会となった「第88回全日本フィギュアスケート選手権」。独特の緊張を伴う国内最高峰の大会は、話題満載の結末で締め括られました。

詳細は省きますが、この大会に出場する為には、クリアしなければならない規定があります。そして忘れてはならないのが、この大会が初試合になる選手と最後の試合(引退)になる選手、また次の更なる目標に向かうべく挑む選手、ジュニアからシニアスケーターとが一緒に戦う大切な試合なのです。

人は生身ですから、体調やメンタルも好調、不調があります。
ひとりひとり違うその日を、バランスを取りながら命のチカラでショートプログラム、フリープログラムと演技を繰り広げていきます。
刻々と迫る順番・・・限られた時間の中で試される本番!たったひとりであの広いスケートリンクに立つだけでも凄いです‼

国内大会の場合、TV生放送があります。結構弱気な私は、何時もドキドキが止まらずまともに観戦できません。やっぱり心臓と胃に悪い・・・。
音をミュートにしたり、手で目を隠したり、今年も弱腰の私でした(笑)。

そして!大喜びの結果となりました!
『宇野昌磨君 全日本4連覇達成❕❕』やっと昌磨君の目標の達成です!!
昌磨君は、羽生選手が現役の間に一度でいいから勝ちたい!と密かな目標を持っていました。(ファンは知っています。)最高の演技ではなかったものの、堪え耐えたジャンプでも転倒がなかった事と、流れるようなプログラムを滑らかなスケーティングで氷上を舞った昌磨君が優勝しました!

しかし、全日本選手権優勝・全日本王者・金メダリストである昌磨君の報道の扱いに疑問???でした。
翌日の朝刊のスポーツ欄も「エッ⁇」(カラーじゃない。写真もパンチ無し。何か違和感たっぷりの紙面。スポーツ新聞も。)
私のように憤慨するファンは大勢いたようでした。

でも、クリスマス12月25日の夜、私達ファンは自分の愚かさを知ることになりました。

「宇野昌磨 公式サイト」節目節目に昌磨君自身からのメッセージが届きます。
試合が終わってからのいろいろなことが、もしかしたら昌磨君の耳に届いていたのかもしれません。初めて、昌磨君がファンに向けて「本音」という言葉を送ったのです。

始めは、どんな状況でも変わらないファンへの感謝の言葉と今後の報告。そして・・・全日本は僕にとって特別な試合です!と綴られています。

「最後に、皆さまに本音を言います。僕は僕のままで充分で、、今のままで本当に幸せです。これからもマイペースに頑張りますので、皆さまもマイペースに、のんびりと見守ってください。 メリークリスマス、そして良い年をお迎えください!」

短い文面には、昌磨君の人柄が溢れ、全日本は僕にとって特別な試合です!のところで、涙がじわーりと込み上げて、自分の単純さを恥ました。

いろいろな想いが詰まったメッセージを受け取ったクリスマスの夜☆
毎年、きっと思い出す! そして嫌なことをリセットするでしょう。

年明け早々にスイスへ渡り、四大陸選手権と世界選手権に気持ちを向け、「大会に出るのが楽しみだな!」と思える練習をして、試合では良い演技ができるように、ステファン・ランビエールコーチや仲間たちと頑張るとのこと。だから昌磨君の幸せな笑顔が一番嬉しいファンでありたいと思います。

どうしても綴りたかった今年を締めくくる「はあとメモ」です。

 皆さまの2020年が、明るい光に導かれ、幸せな想いを重ねる年でありますように❕
今年も本当にありがとうございました。

    2019年12月27日(金曜日)   楢橋栄子

2019年11月3日日曜日

季節と共に・・・

 すっかり心のメモを仕舞い込んでいました。
気が付いたら春から夏、そしてやっと秋へと、季節が移ろいでいます。
冬支度もしなくちゃ・・・と思う昨今です。

 世の中のスピードを追ってはいないのですが、目や耳に入る自然災害の脅威、様々な心痛む事件や事故&出来事、そして行事等が始まって終わり、新しいニュースに一喜一憂しながら日常を過ごしています。

自分の興味を引くことも多くありながら、でもやっぱり『フィギュアスケート』の季節に心が全開になっています。
その最大の関心ごとは・・・熊本地震前年の年末にTV放送を「はっ!」として見入ってしまい、この選手を応援したい!という衝動にかられてしまったスケーターの存在!

ピーターパンのように軽々と氷のリンクを駆け回る(跳び回るように見えた)『宇野昌磨選手』の演技に魅了され、熊本地震翌年にアクアドームで観た初体験のアイスショー🎵
プリンスアイスワールド「J-POP」の音楽に乗り、30名程のプロスケーターとTVで観ているトップスケーターの演技,それに衣装の綺麗なことは、夢心地でした。熊本地震応援アイスショーでしたので、後日のTV放送では、スケーターの皆様からの応援メッセージもあり、凄く親近感が湧いたのです。

昌磨君も熊本に来てくれて嬉しかったこと、スピードあるスケーティングと軽やかなジャンプや高速スピンにクリムキンイーグル(その時は技名を知らず)心が華やいだことを覚えています。荒川静香さんと森高千里さんとのコラボレーションも素晴らしく感動的で。忘れられない思い出です。
あれから密かに昌磨君を応援するようになり、今では他の素晴らしいスケーターの演技も楽しく観るようになりました。

そして昨日・・・もう私を始めとする日本中&世界中の昌磨ファンの心が鷲掴みされた「グランプリシリーズ 第3戦フランス大会」。
男子シングル・フリープログラムで、一度も逃げず、省エネの演技をせず、前向きに頑張る、宇野昌磨選手の演技に心が震えました。何度も何度もジャンプを失敗し、氷上に体を叩き付けられても、諦めず果敢に挑む姿は心が震えました。弱い自分をさらけ出せる強さに、心から感銘をうけました。ファンの贔屓目ではなかったと思います。フランスの会場で、世界中のTV放送で観戦していた多くの人たちが目撃者です。会場に溢れる「ショーマ!ショーマ!」コールと拍手!!こんなにも愛されている!観客の声援からチカラを貰ってフリーを滑り終えた昌磨君。いい演技でした!前日のショートプログラムの時の不安げな表情は消え、覚悟をしてこの日に挑んだ表情でした。
結果の点数は・・・どうでもいい。誇らしい演技でした。誰が何と言おうと!
そんな状況の中、私達ファンが嬉しく思ったのは、体力を消耗している中、一人キス・アンド・クライで結果を待つ昌磨君に贈られ続けた、観客席からの大きな声援!!その時昌磨君は、不甲斐ない演技をした自分に向けられた暖かく熱い声援をとても嬉しく感じ、言葉に表せない程の気持ちになり、両手で顔をおおい涙した姿と感謝の言葉。(右手から血が・・・)
ファンの気持ちが届いている!遠い海の向こうに!
きっとこの日の経験が宇野昌磨選手の新しいスケート人生に必要な何かを与え、今後に繋がる糧になったとファンは信じています。今シーズンは(周囲に配慮して)一人で挑むことを決心した若い勇者を、これからもずっと、ずーっと応援していきたいと思っています!あまりにも優しすぎる若者だから、応援せずにはいられない!

季節と共に・・・。心から「楽しい!」と思える競技人生でありますように。

2019年11月3日(日曜日)     楢橋栄子

2019年7月15日月曜日

Brand New Story

 それぞれの人生の旅の途中にあって、歴史的瞬間に立ち会えた奇跡の時から、もうすでに2ヵ月半も過ぎてきた『令和』の時間。
時の流れは何も変わることなく1秒1秒過去になり、だから誰もが「新しい何か!」に期待と希望を託して生きている今があります。

自然の猛威、悲しい事件や事故、胸をえぐられ、耳を覆いたくなるような痛ましい現実・・・。
平成に置き去りにしてきたものは何もなく、これからも新しい時代の中で繋がり、紡がれていく日常であっても、心温まる瞬間に、きっときっと出会えるように・・・それを見過ごさずに幸せを感じていけたら良いですね☆

 新天皇・皇后両陛下の、世界も認めるその知性と品格には想像以上のチカラが存在していて、上皇・上皇后両陛下から受け継がれた人間味溢れるそのお姿も、そのひとつです。
特に、雅子皇后様の優れた教養と本心からの笑顔と、その全てをお喜びになられている天皇陛下の満面の笑みは、『令和』を生きる日本中の人々と世界中の人々に安らぎを与えてくれるマジックがあるように感じてしまいます。 
新しい時代の幕明けを、歓喜と安堵感で迎えられたことは、本当に幸せなことですね。

 日常を懸命に生きる皆様の新しいストーリーの中で、私たちのお店も皆様方のお役に立ち、喜びを共有するお手伝いができたら素敵だな!嬉しいな!と思います。
そして、ずっと繋がれてきたこの場所で生まれた笑顔の瞬間を、大切な宝物にしたい!と強く思っています。

これからも続く、それぞれのストーリーに必ず明るい未来が待っていますように・・・☆


    令和元年7月15日(海の日)       楢橋栄子

2019年4月29日月曜日

『平成』 のおわりに・・・

 【天皇陛下あす退位】 の見出しに、胸が詰まります。
寂しい。。。本当に寂しい。まるで永遠のお別れのような気持ちです。

昭和から平成に改元された時は36歳になる少し前でした。子育て中だったからか、感慨にふける余裕もなかったように思います。
激動の昭和から平和を願う平成へ・・・。

この歳になって思います。平和とはどういうことなんでしょう。

だからでしょうか・・・今も、自慢に思い出す大切な記憶が、私の心に仕舞ってあるのです。

皇太子様であった現天皇陛下と美智子皇后様のご成婚時、私は信愛小学校の3年生でした。学校のテレビでパレードを見て、胸がときめいたことを覚えています。
そして1962年5月(私が10歳の時)、ご来熊された皇太子様とお妃様を、小学生の私達は沿道から日の丸の小旗を振ってお迎えしました。

車の窓を開けて、小さな私達に優しい笑顔で手を振って下さったお若い皇太子様と、気品に満ちて美しい皇太子妃のお姿を鮮明にスローモーションで記憶しています。
それ以来私は秘かに、ずっとおふたりが大好きでした。
それは、思い出す度に幸せになるからです。

日々の生活にゆとりができて、TVで拝見する現天皇陛下と皇后様の公務のお姿や深いお言葉に、幾度となく涙するようになったことは、今も変わらずにいます。

そのおふたりが退位なさることは、とってもとっても寂しいです!!

でも、2016年8月8日ビデオメッセージを発せられた時のお気持ちを思うと、平成という時代を全ての国民と共に歩んでくださったことへの感謝の思いが溢れます。
31年という激動の時代を生きてこられた現天皇陛下、皇后陛下におかれましては、
どうかこれからはゆっくりとしたおふたりの時間を、楽しくお過ごしくださいますようにと願います。

平成という時代を共に生きた幸せを、心から感謝申し上げます。


     平成31年4月29日(月曜日)       楢橋栄子